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防災×最先端IT 「防災サバイバルIT.hack」 開催しました!

2014年9月13日に、小倉の秘密基地にて「防災サバイバルIT.hack」というイベントを開催しました。今回のイベントは、QPITSとAITC(先端IT活用推進コンソーシアム)、さらにコワーキングスペース 秘密基地との共同イベント。内容は、第一部で本物の台風による風水害発生時のデータを使ったシミュレーション体験を行い、第2部では防災とITについての対話を行いました。主にIT関連のお仕事をされている方を中心に、総勢20名が参加くださいました。AITCの皆様は、このイベントのために小倉までお越しいただきました。皆様、ご参加ありがとうございました。

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今回は、QPITSとAITCの初の共同イベント。AITCは、企業における先端ITの活用および先端ITエキスパート技術者の育成を目指す、東京で活動する企業コンソーシアム。このAITCの研究活動によって構築された「System LA α版」を使って、参加者のPC/スマートフォンを使用して風水害の災害シミュレーションを行いました。ちなみに「System LA」のコンセプトは、“機械では難しい意味処理を切り出して人と協調することにより、大量の情報を意味処理可能にするという観点から、日常使いはもとより特に気象災害時等に役立つシステム”であり、現在もAITCで継続して研究活動を行っています。

第1部は災害シミュレーション。旅行・出張中にたまたま訪れた地域で台風による風水害の被害にあう、というシナリオ。台風が直接上陸はしていないけれども、前線の影響で山間部で集中豪雨が起き、河川が氾濫し、下流にあるまち(旅行・出張中の地域)が水没する、という状況。その中で、安全を確保するために必要な情報をどうやって取得し、行動すればよいかをシミュレーションしました。情報の取得は、テレビやラジオ、インターネットでもできますが、ここでのポイントは、自分の現在位置周辺の状況を如何に確認するかということ。当然、そのような細かい情報は一般のメディアではなかなか発信できるものではありませんし、行政も状況が把握できてないことも考えられます。そうなると、同じ地域にいる人同士で情報を共有していくことが有効な手立て。この“同じ地域にいる人同士で情報を共有する”というところを軸に「System LA α版」を使い、災害シミュレーションを行いました。時系列でどういった状況になっているか情報が与えられ、自分の置かれているシチュエーションやその場で行動しようとしていることを想定してその内容を投稿し、他者が投稿結果を確認してさらに自分の行動を考える、というような流れで進んでいきます。ちなみにこのとき使用したデータは、本当に災害が起きたときのデータを使用しています。

防災サバイバルIT.hack 防災サバイバルIT.hack 防災サバイバルIT.hack

第2部は災害シミュレーションの結果も踏まえて、ワールドカフェ形式でのアイディアソン。第1部はPCやスマートフォンに向かって、黙々と作業をする時間も長かったので、皆さん話したがっていたという雰囲気。適宜解説を入れながら、第1部のシミュレーションで気づいたことを共有し、IT以外の要素も含めて防災のために必要なことを話し合い、最後は秘密基地の黒板に参加者全員でマインドマップを描きました。

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そして最後に記念撮影をして、そのまま懇親会へ。ワークショップの会場で、そのまま懇親会に切り替えることが出来るのは、秘密基地の魅力です。参加者全員でまとめたマインドマップを肴に、懇親会中も防災談義。さらに話は深まり、結局懇親会がおわったのは23時を回っていました。

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ちなみに今回のイベントで、防災についてどのような意見が出ていたかというと、
・実際に自分が暮らす地域、働く地域などで災害が起きた場合のことをリアリティをもってイメージすることが大事
・災害に関する情報を伝えるという役目でITは大事だが、“ITに不慣れ”な方にも使えるようなデザインが必要
・地域のつながり・ひとのつながりを普段から作っておくことが必要
・損得勘定と災害対策のバランスをどうやってとるかを考えることも必要
・どこまで、何が災害時に耐えられるか、限界をしっておく(限界を超えるなら、ちゃんと逃げる)
・防災意識をもってもらうことが必要であり、お祭りなどのイベントをからめた“楽しさ”を演出することも必要
・災害が発生した地域と自分自身とのかかわり方によって行動がが変わる
・災害時の心身のケアプログラムが必要になる
。地域の歴史から学べば、どのように災害を乗り越えてきたかが分かる
といったところ。

出てきた意見はAITCでの研究活動でも活用いただき、QPITSとしても研究活動や実証事業などで活用していきます。防災サバイバルスキルトレーニングの「Project72」とも連携するような動きをつくっていきたいですね。

 

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